ツユクサ(露草)の花言葉は怖い?「なつかしい関係」など5つの意味と由来

「ツユクサの花言葉は怖い意味があるって本当?」

と心配になっていませんか?

朝の散歩道で見つける小さな青い花、ツユクサ。

その儚げな美しさゆえに、どこかネガティブな意味を持つのではないかと不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし実際のツユクサの花言葉は、古い友情や深い尊敬の念を表現する、とても温かみのある言葉ばかりなんですよ。

この記事では、ツユクサの花言葉の本当の意味から、万葉集にも詠まれたその歴史的背景まで、詳しくお伝えしていきます。

朝露とともに咲く美しい青い花の、本当の魅力を一緒に発見していきましょう!

ツユクサ(露草)の花言葉は怖い?

結論から申し上げますと、ツユクサの花言葉に怖い意味は一切ありません

では、どのような美しい意味の花言葉が付けられているのでしょうか?

ツユクサに込められている花言葉は以下の通りです。

  1. 「なつかしい関係」
  2. 「尊敬」
  3. 「密かな恋」
  4. 「変わらぬ思い」
  5. 「小夜曲(セレナーデ)」

このように、すべての花言葉が温かい人間関係や美しい感情を表現する、ポジティブな意味を持っているんですね。

確かに植物の中には、アネモネの「嫉妬のための無実の犠牲」やイチイの「悲哀」のような、重く暗い意味を持つ花言葉も存在します。

しかしツユクサには、そうした直接的で恐ろしい意味合いは全くありませんから、安心してくださいね。

それでは、なぜツユクサに「怖いのでは?」という印象を抱く方がいるのでしょうか?

これは主に、一日で萎んでしまう儚い花の性質や、「露草」という名前の持つ切ない響きが、どこか寂しげな印象を与えるからかもしれません。

しかし実際には、この一日花としての特性こそが、次にご紹介する美しい花言葉の由来となっているのです。

ツユクサの花言葉の起源や由来

花言葉というものは、その植物の見た目や性質、歴史的なエピソードから生まれることが多いものですが、ツユクサの場合も例外ではありません。

古くから人々に愛され、万葉集にも詠まれたこの美しい花の言葉には、深い物語が秘められているんです。

「なつかしい関係」

この花言葉の由来は、ツユクサの学名「Commelina communis」に隠された、ちょっと切ないエピソードから生まれました。

学名の「Commelina」は、オランダの植物学者コメリン家の兄弟にちなんで付けられたのですが、実は3人兄弟のうち1人が早世してしまったんです。

そしてツユクサの花をよく見ると、大きく美しい青い花弁が2枚、そして小さく目立たない白い花弁が1枚あります。

この花の構造が、成功した2人の兄弟と早世した1人の弟を表しているかのように見えることから、「なつかしい関係」という花言葉が生まれたのでしょう。

時を経ても忘れることのない、大切な人への想いを込めた、とても温かい言葉ですね。

「尊敬」

ツユクサの鮮やかな青色は、キリスト教において聖母マリアの衣の色として神聖視されています。

朝露に濡れながら咲く清らかな青い花が、まさに聖母マリアの清純さと慈愛を思わせることから、「尊敬」という花言葉が付けられました。

古来より青という色は、空や海の色として神秘性と崇高さを象徴してきましたが、ツユクサの青もまた、人々の心に深い敬意を抱かせる美しさを持っているのです。

「密かな恋」「変わらぬ思い」

これらの恋愛にまつわる花言葉は、ツユクサが一日花であることに深く関係しています。

早朝に美しく咲いた花が午前中には萎んでしまうという儚い性質は、表に出すことのできない秘めた恋心や、時が経っても色褪せない深い愛情を表現するのに、まさにぴったりだったのでしょう。

万葉集でも「月草のうつろひやすく思へかも」と詠まれたように、古の人々もまた、この花の移ろいやすさに人の心を重ね合わせていたのです。

しかし同時に、毎朝必ず新しい花を咲かせ続ける姿からは、「変わらぬ思い」という永続的な愛情も感じ取れるんですね。

「小夜曲(セレナーデ)」

この美しい花言葉は、ツユクサの別名「月草(つきくさ)」に由来しています。

夜明けとともに静かに咲く花の姿が、愛する人に捧げる夜の歌「小夜曲」を連想させることから生まれました。

朝の薄明かりの中で、そっと花を開くツユクサの様子は、確かに恋人への愛を歌う優しいメロディーのように感じられます。

音楽と花が織りなす、なんとも詩的で美しい花言葉ですね。

そもそもツユクサってどんな植物?

ツユクサ(露草)は、朝露とともに咲く美しい青い花で知られる、ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物です。

その清楚で上品な佇まいは、古来より日本人の心を魅了し続けてきました。

項目 内容
学名 Commelina communis
原産地 日本を含む東アジア(朝鮮半島、中国、サハリア、シベリアなど)
形態 高さ15~50cmの一年生草本。地面を這うように生育し、節から根を出して繁茂する
開花期 6月~9月。鮮やかな青い花弁2枚と小さな白い花弁1枚を持つ、典型的な一日花

人との長い歴史と文化

ツユクサと日本人との関係は、想像以上に深く長いものがあります。

万葉集には「月草」や「鴨頭草」として9首もの歌が詠まれており、その美しさは奈良時代から愛され続けてきました。

「月草に衣ぞ染むる君がため斑の衣摺らむと思ひて」という歌からも分かるように、古の人々はツユクサの青い花で衣を染めていたんですね。

平安時代には「本草和名」や「和名抄」にも記載され、江戸時代の平賀源内は「物類品隲」の中で「鴨跖草」「ツキクサ」「アオハナ」など、実に様々な呼び名を記録しています。

これほど多くの名前があることからも、いかにツユクサが人々の生活に密着していたかが分かりますね。

現在の利用法

現代でもツユクサは、様々な形で私たちの生活を豊かにしてくれています。

伝統工芸への活用:友禅染の下絵を描く「青花紙」として、今でも滋賀県などで栽培されています。

花から抽出される青い色素「コンメリニン」は水で簡単に消える特性があり、友禅染には欠かせない材料なんです。

薬用としての利用:花の季節に全草を採取・乾燥させたものは「鴨跖草」という生薬になります。

利尿剤や解熱剤として、また喉の痛みのうがい薬としても重宝されているんですね。

食用としても:5~6月頃の若芽や若葉、さらには美しい青い花も食べることができます。

おひたしや和え物、卵とじなど、意外にも様々な料理に活用できる万能植物なのです。

また、家庭園芸でも挿し芽で簡単に増やせるため、観賞用としても人気があります。

朝の庭で青い小花を発見した時の喜びは、格別なものがありますよ。

まとめ

ツユクサの花言葉について、改めて振り返ってみましょう。

  1. 花言葉:「なつかしい関係」「尊敬」「密かな恋」「変わらぬ思い」「小夜曲」など、すべて温かく美しい意味を持つ
  2. 由来:学名の歴史的背景、聖母マリアの色、一日花の儚さ、別名の「月草」など、多彩なエピソードから生まれた
  3. 文化的価値:万葉集から現代まで、1000年以上にわたって日本人に愛され続ける、歴史と伝統ある植物

朝露に濡れて咲く小さな青い花ツユクサは、決して怖い意味を持つ植物ではありません。

むしろ、古い友情への懐かしさ、深い尊敬の念、そして純粋な愛情を表現する、とても温かい花言葉を持つ植物なのです。

一日という短い時間しか咲かないからこそ、その美しさはより一層輝いて見える。

そんなツユクサの花言葉を知ることで、朝の散歩がもっと楽しいものになるかもしれませんね。

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