アザミ(薊)の花言葉は怖い?6つの意味とスコットランド伝説の由来を解説

「アザミの花言葉は怖い意味があるって本当?」

「あの鋭い棘を見ると、何だか恐ろしい花言葉が付いていそう…」

と心配になっていませんか?

道端でよく見かけるアザミの花は、確かに葉っぱや茎に鋭い棘がびっしりと生えていて、うっかり触ろうものなら痛い目に遭ってしまいますよね。

でも、その見た目とは裏腹に、アザミには意外にも気高く美しい花言葉が込められているんです。

この記事では、アザミの花言葉の真の意味や、スコットランドの伝説に基づく興味深い由来、そして野菜としての意外な一面まで、詳しくご紹介していきましょう!

アザミ(薊)の花言葉は怖い?

まず結論からお伝えすると、アザミの花言葉に怖い意味は含まれていません

それどころか、とても気高く誇り高い意味を持った花言葉ばかりなんですよ。

アザミに付けられている花言葉は以下の通りです。

  1. 「独立」
  2. 「安心」
  3. 「報復」
  4. 「厳格」
  5. 「高潔」
  6. 「私に触れないで」

「報復」という言葉が少し気になるかもしれませんが、これは決して恨みや憎しみといった感情的な意味ではなく、正当な防衛という意味合いが強いんです。

イトスギの「死」やアイビーの「死んでも離れない」のような、直接的で恐ろしい意味合いは一切ありませんね。

むしろアザミの花言葉は、その鋭い棘で身を守る姿から生まれた、強さと品格を表現した美しい言葉なのです。

では、なぜこのような花言葉が生まれたのでしょうか?

次の章では、その興味深い由来を詳しく見ていきましょう。

アザミの花言葉の起源や由来

花言葉は、その植物の見た目や性質、歴史的なエピソードから生まれることが多いものです。

アザミの花言葉も、主にスコットランドの伝説と、植物自体の特徴的な姿から生まれています。

独立・安心・報復

これらの花言葉の由来となったのは、スコットランドに古くから伝わる勇敢な伝説です。

昔、北欧のノルウェー軍がスコットランドに夜襲をかけた時のことでした。

敵兵たちは音を立てないよう裸足でスコットランドの大地に忍び込んだのですが、その時、運悪くアザミの鋭い棘を踏んでしまったのです。

あまりの痛さに思わず上げた悲鳴が、スコットランド兵に敵の侵入を知らせることになり、結果として国土を守ることができたのでした。

このエピソードから、アザミは「独立」を守り、人々に「安心」をもたらし、侵略者への「報復」を果たした英雄的な植物として讃えられるようになったんですね。

実際、この伝説によってアザミはスコットランドの国花にまで選ばれているほどです。

厳格・高潔

「厳格」と「高潔」という花言葉は、アザミの植物としての特徴から生まれました。

アザミは全身に鋭い棘を纏い、どんな動物も近づけない威厳に満ちた姿をしています。

それでいて、その中心に咲く花は美しい紫色で、まるで鎧に身を包んだ騎士のような気品を漂わせているんです。

この凛とした佇まいが、妥協を許さない「厳格」さと、誰にも汚されない「高潔」さを表現していると考えられているのでしょう。

私に触れないで

この花言葉は最も分かりやすく、アザミの棘の特徴から直接的に生まれたものです。

葉っぱや総苞にびっしりと生えた鋭い棘は、まさに「触らないで」という無言のメッセージを発していますよね。

ただし、これは拒絶や冷たさを表すのではなく、むしろ自分自身を大切にする気持ちや、適切な距離感を保つことの大切さを教えてくれる花言葉なのです。

そもそもアザミってどんな野菜?

アザミと聞くと、多くの人は「雑草」や「観賞植物」というイメージを持つかもしれませんが、実は立派な山菜として食べられる野菜でもあるんです。

特に春の若芽や根の部分は、しっかりとアク抜きをすれば美味しくいただけますよ。

項目 内容
学名 Cirsium(アザミ属の総称)
原産地 北半球の温帯~寒帯地域
分類 キク科アザミ属の多年草・越年草
旬の時期 春~初夏(若芽)、秋(根)
主な栄養素 ビタミンC、カルシウム、鉄分、食物繊維

食文化との深い関わり

アザミと人間の関係は、実は想像以上に古く深いものなんです。

日本では奈良時代から平安時代にかけて、宮中の内膳司でアザミが食用として栽培されていた記録が残っています。

延喜式(927年)にもその記載があることから、当時は貴重な食材として扱われていたことが分かりますね。

江戸時代には『本草図譜』(1828年)に多彩な園芸品種が記録されており、観賞用としても愛されていました。

特に興味深いのは、アザミの根が「山ごぼう」として親しまれてきたことです。

フジアザミの根は「富士ごぼう」とも呼ばれ、その独特の風味と歯ごたえで地域の人々に愛され続けています。

現在の利用法と楽しみ方

現在のアザミの楽しみ方は実に多彩です。

園芸では、ノアザミを改良した「ドイツアザミ」が切り花として人気を集めています。

ただし、水揚げが難しく花首が下がりやすいため、フラワーアレンジメントでは花首をワイヤーで支える工夫が必要なんですよ。

食材としては、春の若芽を天ぷらにしたり、根をきんぴらにしたりする利用法があります。

ただし、強いアクがあるため、十分な下処理が必要です。

また、同じく「山ごぼう」と呼ばれるヤマゴボウ科の植物は有毒なので、採取の際は十分な知識と注意が必要でしょう。

家庭菜園で育てる場合は、日当たりの良い場所を選び、水はけの良い土壌を用意してあげると良く育ちます。

意外な特徴として、アザミは花期がとても長く、ノアザミなどは4月から10月まで咲き続けるんですよ。

まとめ

今回ご紹介したアザミの花言葉について、要点をまとめてみましょう。

  1. 花言葉:「独立」「安心」「報復」「厳格」「高潔」「私に触れないで」など、すべて気高い意味を持つ
  2. 由来:スコットランドの伝説と、鋭い棘で身を守る植物の特徴から生まれた
  3. 意外な一面:観賞植物であると同時に、古くから食用としても親しまれてきた山菜

アザミは一見近寄りがたい姿をしていますが、その奥には誇り高い精神と、人々を守ろうとする優しさが込められているのですね。

スコットランドの国花として愛され続けているのも、単に美しいからではなく、その勇敢で気高い心を人々が愛してきたからなのでしょう。

次にアザミの花を見かけた時は、その鋭い棘の向こうにある美しい花言葉を思い出してみてください。

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